「街の中の夢工場」Blog

2021年3月22日
厚底

あめもと@営業です。

 

マラソン、ランニングの世界ですっかり定着した感のある厚底シューズです。ナイキに続いて、アディダス他各社も同じようなコンセプトのシューズを開発、発売していますね。軽量で厚みのあるクッションと弾性の高いプレートの組み合わせで脚を保護しながら反発力でスピードをあげるというのが特徴です。

 

最近も川内優輝選手がびわ湖毎日マラソンで自己ベストを更新する7分台を記録しましたが、履いていたのはアシックスの開発中の厚底シューズだったようです。

 

かくいう私も2年ほど前にブームに乗って購入しました。トップモデルは履きこなす脚力もなくとんでもなく高価な上、耐久性もない(メーカー推奨の寿命は300km!!)のでセカンドモデルです。新しいランニングシューズの導入は毎回心躍ります。練習の足りなさをシューズが補ってくれるのではないかと虫の良い期待を抱いてしまうものです。

 

さてさてこの厚底シューズ初体験の感想ですが、「勝手に脚が前にでる!スピードやべえ!」と声に出るぐらいの衝撃でした。5kmほど走ってみたら1kmあたり20秒近くタイムが縮まったのです。本当に驚きました。なんちゃってランナーの自分でも実感できるのですから、トップランナーであれば尚更でしょう。箱根駅伝を走るランナーやマラソンランナーが挙って切り替えたのにも納得がいきました。

 

ただ残念なことに高速に対応する脚力と心肺機能がないと、この魔法も簡単に解けてしまいます。レースでも使いましたが、結局は普段の練習の積み重ねと体重がタイムを決めるようです。靴の力だけで自己ベスト更新とはなりませんでした。とはいえイノベーションの力を身をもって感じられたのは良い経験でした。

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