あめもと@営業です。
今年リニューアルオープンした横浜美術館に行ってきました。そもそもこの美術館は1989年に横浜博覧会のパビリオンとして開館したんですね。設計は言わずと知れた丹下健三。息子が建築を学んでいることもあり、最近は設計者の名前が気になるようになっています。
丹下健三といえば戦後日本建築界の大スター。代々木体育館に東京都庁、フジテレビ、広島平和記念資料館と有名建築雨あられですね。なんとなく権威主義的なイメージを持っていたのですが、中に入ってみると光が差し込む明るく開放的な空間が広がっていました。そこかしこに団らんスペースがあることも印象的です。調べてみると「目的を明確に持たないスペースこそが大切」という丹下の思いがあったようですね。
コレクションの展示もよかったです。奈良美智やマグリットといった代表的な収蔵品とともに地元出身の画家たちの作品、文明開化や関東大震災といった横浜の歴史そのものを見せてくれる作品など雑多で幅広い展示で楽しむことができました。