あめもと@営業です。
先日目黒消防署にて3日間応急手当普及員の講習を受講してまいりました。
亡くなった副社長は長年地域の消防と連携し社内外で救命活動の啓蒙や指導にあたられておりきました。この度私がその意思を継ぐこととなりました。
弊社は応急手当奨励事業所に認定され、多くの社員が普通救命講習を受講しております。今後は私が指導員となって社内で講習を開催していきます。
さてさて実際の講習ですがかなりハードな内容でした。指導する立場になるという前提ですので座学も実技も濃密です。
コロナの流行以降、心肺蘇生は原則として人工呼吸をやらずにとにかく胸骨圧迫を絶え間なく行うことが求められています。胸の真ん中を約5cm沈むまで1分間に100~120回のテンポで休みなく行わねばなりません。人形相手に3日間ひたすら押し続けました。このテンポは思っているより早いですし、正しい姿勢(おしりを持ち上げ、肘を曲げず、垂直に圧迫する)ができないと5分以上続けて行うことはかなりキツイです。
他にもAEDの使い方、気道異物除去、止血法に三角巾の使い方など覚えることが盛りだくさん。指導員としての講習ですので自分が理解するだけでなく、どう伝えるか、教えるかも学ばなければなりません。
ところで皆さんAEDを実際に使用されたことはありますか?幸か不幸か私はまだそうした経験はありません。今回の講習で学んだことはAEDの効果の高さです。約20年で8,000人の命を救ったそうです。応急手当の知識をもっとたくさんの人が得て、設置と使用が進めばさらに多くの命を救えるでしょう。とにかく心肺蘇生においては一秒でも早く手当てすることが大切です。短時間で蘇生すればするほど救命確率は上がり、後遺症を減らせ、社会復帰率を高められます。
万が一そうした場面に遭遇したら勇気をもって心肺蘇生、AEDの活用をお願いいたします。



