あめもと@営業です。
当社では長年東京都市大学(旧 武蔵工業大学)に技術開発や解析でお世話になっています。先日ナノテクノロジー研究推進センターの浜村博士から「ブラストロンのサンプルプレートが解析の現場でとても役に立っているよ」と教えて頂きました。
ブラストロンは粗さ(表面の凹凸の大小)の違いによって全部で6種ラインナップしています。搬送対象など相手材との相性があるので、サンプルプレートで最適番手を選定頂くのですがこのプレートをご活用いただいているとのことです。
X線解析装置(XRD)で粉末の試料を試料ホルダの凹み(Φ10mm、深さ0.5mm)に入れて測定されます。その際に余分な試料を擦切る作業が発生しますが、この作業にブラストロンのプレートが最適だそうです。通常はスライドガラスを使用される工程だそうですが、ガラスですと静電気の影響を受けたり、力を入れすぎて割れたりするなど問題があったようです。
ブラストロンは帯電しませんので付着も抑えられるようです。最初お聞きした時は意外な使い方と驚きましたが、よく考えるとブラストロンの特性を生かした使われ方だということがわかりました。確かに粉体の搬送などにはダイクロンと共にブラストロンも様々な業種、工程で採用頂いています。今後の営業展開にも参考になるトピックでした。浜村先生ありがとうございました。引き続きご指導よろしくお願いいたします。