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タイミングスパイラル・スクリューコンベア

タイミングスパイラル・スクリューコンベア

タイミングスパイラル・スクリューコンベア

タイミングスパイラルに使用する母材は、搬送する容器により選択することとなる。母材が金属(SUSやアルミ)などの場合、素地そのままでは摩耗などにより容器に傷がつく、スクリュー自体の摩耗が激しいなどの問題があった。 そこでスクリュー表面にダイクロン処理を施すことにより、耐摩耗性が向上し、タイミングスパイラル自体の長寿命化及び、搬送される容器の不良率が低下した。

抱えていた問題点

・タイミングスパイラルは円筒形(必ずしも円筒形とは限らない)の容器などを一定間隔で搬送するための装置であり、自動生産工程には欠かせない装置である。

・タイミングスパイラルに使用する母材は、搬送する容器により選択することとなる。母材が金属(SUSやアルミ)などの場合、素地そのままでは容器とスクリューの間に摩耗が生じ、容器に傷がつき、不良品が出ることがあった。

・また搬送する容器がスクリューよりも硬い材料の場合、スクリューの摩耗が激しく、更なる長寿命化が望まれていた。

ダイクロンで解決!

・長寿命化に寄与。高効率、高速化などを求める部品に関しては、軽量であることが望まれます。そう言った意味でアルミがよく利用されますが、アルミの欠点としては柔かいので、摩耗が激しいという問題があります。ダイクロン処理で表面を硬化することで、長寿命化に寄与します。

・最強のアルミ硬化処理。アルミの硬化処理で考えられるものとして、硬質アルマイトや硬質クロムと言ったものがあります。 しかし、硬質アルマイトは耐摩耗性が向上するものの十分とは言えず、長寿命を求める表面処理として十分とは言えません。 また硬質クロムは銅+ニッケル+クロムと言う工程が一般的であり、めっきの密着力が十分とは言えず、剥離の可能性があります。 ダイクロンはHV1000前後と非常に硬い皮膜が析出されるため、硬質アルマイトでは不十分であった耐摩耗性を補完することができます。また、ダイクロンはアルミ母材にダイレクトに析出されるため、硬質クロムでは不十分であった密着力を補完することができます。

・施工される際の注意。アルミは特殊な前処理を行うことにより、コーティングをする必要があります。また、電気的には弱い材料ですので、弊社での最大可能膜厚は20μmになります。

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