ダイモールとは高価な金型を保護するとともに、成型品の離型性を高めることができる、金型専用ダイクロン処理です。処理膜の特徴についてはダイクロンと同様の性質を持っています。
金型へ的確にめっき処理を施すには、特殊な技術が必要です。
千代田第一工業ではダイモール処理をするにあたり、
次のような特殊技術を用いて、金型の表面品質向上を実現しています。
補助陽極治具の装着複雑な形状の金型類においては、表面に均一電流を通電することが大切です。そこで当社では、長年の技術蓄積によって開発した特殊材料を用いた補助治具を装着。一般的には加工しにくい箇所でも絶大な効果が得られます。
個別式直結通電法を採用適性整流器(10A、100A、200A等)を用いて、個別に適性電流を通電することで、ダイクロン皮膜のムラを軽減させています。これにより、いわゆる”コゲ”を圧倒的に少なくすることができます。
密着性を確保する(クローム層を金属表面に析出させる)ためには、金型表面の酸化皮膜の除去作業が必ず必要です。ところが一般的なバフでは、ムラの発生などの難しい問題があります。当社では、最新式の鏡面ショット機(#3,000、#8,000)を使用する画期的な方法で、この工程をおこなっています。
長さ:300mm 幅:250mm 深さ:150mm 重量:50kg以下
標準仕様:3〜5μm
標準仕様:3〜5μm
ダイクロン処理が可能な以下の材料に適用可能です。
SK・SKS・SKH・SKD・S45C・SCM・SUJ・SUS・FC・AL・BeCu・Cu