当社独自の技術により、表面が泡状で硬さがHv1000前後の、滑り性と耐摩耗性を兼ね備えた表面処理です。表面処理にはJIS規格に定める硬質クロムめっきとは異なる、当社独自の炭化硬質クロムめっき「ダイクロン」の技術が生かされています。
右の写真が示すように、表面形状が泡状で一定粗さの凹凸状をしています。そのため相手材との接触面積が非常に小さいため、摩擦抵抗が小さくなり、抜群の滑り性を有します。この特徴的な表面形状の上に当社独自の炭化硬質クロムめっき「ダイクロン」をコーティングするため、耐摩耗性にも非常に優れます。
ブラストロン処理を施す母材と相手材との接触面積が非常に小さくなるという特性から、離型性(型離れ性)にも優れます。
お客様のご利用用途に応じて、様々な表面粗さ施工に対応しております。
#40, #80, #120, #220, #400, #DX
※#DX仕様の詳細につきましては、お問い合わせください。
※ブラストロン処理後の表面処理粗さについては、原則「めっき前の母材の表面粗さ」に依存します。
①表面状態写真を撮影することが可能です
②粗さ測定器(Surfcorder SE500)を用いて、表面粗さ(Ra Rz Rq等)が測定可能です。
③疑似ポリゴンによる3D画像により、微細な表面状態管理が可能です。
長さ:1,000mm 幅:700mm 深さ:400mm ※重量:100kg以下
標準仕様:20μm
※膜厚について、お客さまの使用環境・用途により変更可能です。
基本的には当社の炭化硬質クロムめっき「ダイクロン」が処理可能な以下の材料に適用可能となっております。
SK・SKS・SKH・SKD・S45C・SCM・SUJ・SUS・FC・AL・BeCu・Cu
ブラストロンはショットブラスト後にめっきする複合処理技術です。穴内径部や小径配管内面は入射角が得られず、適切な粗さにショットできないため、処理が困難です。
ショットブラスト機の処理可能寸法に制約があるため、1mを超える大型製品についてはご相談ください。