ダイクロンめっきの最大の武器といっても過言ではない「密着性」の高さ。この密着性の高さをご評価いただき、製缶メーカー様・飲料メーカー様・製薬メーカー様等の製造ラインにおいて、ダイクロンめっきを施した部品が導入されています。
ダイクロンはめっき層と母材金属との密着力を強化するために、独自開発の混合触媒を用いることで、分子間結合力の高い炭化クロム複合金(Cr+Cr23C6)によって強力に密着されています。
従来の硬質クロムめっきとダイクロンを折曲げ試験によって確認してみると、両者とも折り曲げ角度90℃でクラックが生じ、硬質クロムメッキは母材までクラックが生じます。 一方ダイクロンは数度折り曲げを繰り返しても、クラックの成長が認められるものの、剥離はおこしません。
残念ながらめっきの密着性を評価する試験法が確立されていないため、具体的な数値で密着性の高さをお示しすることができません。しかし、ご利用いただければハッキリとその差を実感できるものと自負しております。