最近、久しぶりにアニメを見ています。
その題は
機動戦士ガンダム「鉄血のオルフェンズ」
http://g-tekketsu.com/
と、いいます。
オルフェンズとはOrphanの複数形。つまり「孤児達」と、訳すことができます。(http://ejje.weblio.jp/content/orphanより)ガンダムと言いますと我が町に非常に関係が深く、現在までもブログで取り上げてきました。
我が町にガンダムがやってきました!
http://daikuron.sakura.ne.jp/noblog/?p=963&preview=true&preview_id=963&preview_nonce=2e39537bcc
やっぱり僕らはガンダム世代
https://calendar.google.com/calendar/render?tab=mc&pli=1&gsessionid=-tYanCvnmjKD9b0fip0nXQ#main_7%7Cmonth-3+24186+24230+24193
30過ぎてもガンダム世代
http://daikuron.cocolog-nifty.com/nobuo1/2008/02/post_a999.html
それらの多くは、1978年に始まったオリジナルの話であったわけですが、なかなかそれ以降の作品で毎週楽しみに見るというモノは余りありませんでした。そんな中、今回のモノは「少年が、躊躇亡く人を殺す」ということで、BPOに訴え出た人が多数出たというインターネット記事を見まして、慌ててアマゾンプライムで見たのが最初です。
内容は、完全に「昭和の任侠映画」そのもの。「平成でない」のがポイントで、菅原文太さんや、高倉健さんが登場しそうな内容です。何も持っていない青年達を大人達はその小さな幸せまで蹂躙し、そして全てを失った青年達は、最後に「喧嘩」をする。そして、大きな代償を払いながら、死ぬ者のもいれば生きる者も居て、その生きている人たちが、死んでいった「疑似家族」を想いながら、歩き続けると言った内容です。涙無しには見ることが出来ません。人身売買や児童虐待。出自や差別の問題などが、多角的な視点で描かれています。主人公の一人の夢が「小さな農場を持つこと」であったのが印象的で、いつしかそこに「家族で」という言葉が加わるか、加わらないかと言うレベルで、望まない戦争に戦争に巻き込まれていく。
とても、とても悲しいお話しです。リーダーは降伏した奴隷達を解放し、自らが職を与え、そしてその家族達までも面倒を見ようと努力するのですが、それが叶うことは殆どありません。「オレは、幸せになってはいけない人間なのか?」と、何度も問い直す部下達に「そうじゃない。」と、語りかけますが、実現にはほど遠い現実と戦います。「戦場では、良い奴から死んでいく」と、劇中に傭兵の一人が話します。それを反芻しながら、自らの為、家族のため、疑似家族たる民間軍事会社の為に戦うことを選びます。
その中で大きなキーワードが
阿頼耶識(あらやしき)
どうやら佛教用語のようです。
眼・耳・鼻・舌・身によって感ずる5感覚の他に、6番目に意識(六識)、7番目に末那識・マナシキ(七識)これは、自我の意味だそうです。その先にあるのが、根本心としての阿頼耶識・アラヤシキ(八識)というそうです。7番目以降は深層心理の中のように思いますが、そこに、佛教では区別があるようです。
とにかく。この「阿頼耶識(あらやしき)」を冠したシステムを使いながら(使うのか、使われるのかよく分かりませんが)
青年達は、自分の命を削っていきます。深層心理に意識されてしまう人生なんて考える事も出来ませんが、そうならないことを祈るばかりです。
熱く語りましたが、もうすぐエンディングなので、毎週楽しみです。
皆様も是非。
ダイクロン、ブラストロンのことなら、千代田第一工業株式会社へ