千代田第一工業株式会社

ダイクロン、ブラストロンなら千代田第一工業株式会社。
めっき加工処理ならお任せください。

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ダイクロン

硬質クロムめっきを超越した世界で唯一のめっき技術

ダイクロン
ダイクロンは、千代田第一工業が世界で初めて開発に成功した
硬質炭化クロムめっきによる金属の表面加工処理技術です。

ダイクロンは、JIS(日本標準規格)規格のめっき浴とは異なる、弊社独自の触媒を用いることで、
耐摩耗性・耐焼き付き性・低摩擦係数をはじめ、
多くの優れた特質を持つめっき加工処理が実現しました。
めっき加工に期待されるあらゆる効果において、驚きの実証結果が出ており、
多くの一部上場企業製造部門で、ダイクロンをご採用頂いております。
ダイクロンで、貴社の製造現場が抱える課題を解決してみませんか?

圧倒的に優れたダイクロンのめっき品質

各種の実証実験により、JIS規格の硬質クロムめっきと比べて圧倒的に優れためっき品質が
ダイクロンにあることが証明されています。

耐摩耗性に優れています

図1
図1:摩擦距離と摩耗量との関係

ダイクロンは、JIS規格の硬質クロムめっきと比べ、優れた耐摩耗性・耐焼き付き性を持っております。その差は、他の鋼材との摩擦距離が長くなるほど大きくなります。(図1)



耐摩耗性の改善について詳しく知りたい方はこちら

図2
図2:すべり速度と摩耗量との関係

すべり速度と摩耗量の関係を見た際も、すべり速度が速い領域ほど、摩耗量が少ない結果となっています。(図2)

すべり性の改善について詳しく知りたい方はこちら

耐焼き付き性に優れています

図3
図3:各種表面処理鋼の耐焼付き性試験結果

またダイクロンは、耐焼き付き性(図3)を持っています。耐焼付き性試験では、いずれの鋼種においても、他の表面処理よりダイクロンの処理の方が、摩擦係数が低く、硬質クロムめっきと比較すると、摩擦係数が5~6倍も低下しています。

耐焼付性の改善について詳しく知りたい方はこちら

母材との密着性に優れ、亀裂や剥離がしにくいです

図4
図4:折り曲げ試験結果

母材との密着性を強化するため、当社独自の混合触媒を用いました。その結果、母材との分子間結合力が高い被膜を形成しています。硬質クロムめっきとダイクロンの密着性を折り曲げ試験法(JIS規格に則る)を実施しました。 曲げ角度45度では両者に微細なクラックが発生します。曲げ角度90度になると、硬質クロムめっき層はクラックが母材まで達し剥離を生じますが、ダイクロンめっき層は剥離しませんでした。(図4)

密着性の改善について詳しく知りたい方はこちら

クラックが微少なため、耐浸食性に優れています。

図5
図5:めっき耐工ロージョン被膜
としての寿命に関する資料

ダイクロンは、ポンプやタービン、あるいは船のプロペラなどが高速で運動するときに発生する表面損傷(キャビテーション・エロージョン)に対しても優れた防護効果を発揮します。イオン交換水中と3%食塩水中において、ダイクロンと硬質クロムめっきの耐エロージョン性を比較したテストでは、両液中とも、ダイクロンの寿命は硬質クロムめっきの約2倍となっています。(図5)
*ここでの寿命とは、浸食ピットが処理材と母材との境界面に達するまでの時間を表す。

耐浸食性(キャビテーション・エロージョン)の
改善について詳しく知りたい方はこちら

一般砥石での容易な研磨・研削加工が可能です。

図6
図6

ダイクロンは非常に硬いので、研磨によって容易に処理表面を鏡面にすることができます。 一般のG・C、W・A砥石でも、研磨加工がしやすいので、高い寸法精度を必要とされる場合に最適なコーティングです。 また、ダイクロンの厚さの範囲は1~200μの間で可能ですので、機器のわずかな寸法不足、あるいは冶工具の摩耗部分の肉盛りをすることも可能です。

ミクロン単位の厚さ調整が可能にする肉盛加工

標準ダイクロン・コーティング厚

切削工具類 8~15μ
表面耐摩耗部分 30~200μ
高速・高圧用 15~30μ
肉盛用 100~500μ

図7

ダイクロンは1~200μの間で厚さを処理可能です。 機器のわずかな寸法不足、冶工具の摩耗部分の肉盛り加工などにご好評頂いております。 図7は、標準的なダイクロン処理のコーティング厚になります。

ダイクロンは、幅広い材料にコーティングが可能

コーティング温度が60℃と低温で処理可能なため、母材への負担が低く、歪みなどの物理的な劣化が全く発生いたしません。
そのため、鉄系の母材への処理が幅広く行えます。
また、用途に応じた母材を選定すると、非常に優れた効果を発揮します。

ダイクロン処理に適した素材

SK・SKS・SKH・SKD・S45C・SCM・SUJ・SUS・FC・AL・BeCu・Cu

ダイクロンで処理が可能な素材について、詳しく知りたい方はこちら

ダイクロン処理 実績例

業種 工程 部品名
ゴム
プラスチック
バンバリーミキサー、 ビート押出、
成形
スクリュー・ローター、ロール、ガイドコロ、
スチールバー、スクレーパー、金型、カッター
食品 ・精選
・脱皮
・圧扁
シュート、ハンマー、ロール、スクリュー
電線 ・伸線
・より
・集合
ドラフトリング、ホーミングダイス、伸線釜、
キャプスタシリング、分線盤、ガイドホイル、
傘型ダイス、トラバリーコロ、糸ガイドリング、
プーリー、ニップルアダプター
鉄鋼 薄鋼板用レベラー・ロール・ダイス(ノズル)
製缶 キャリアバー、キャリアフィンガー、サイドガイド、
ポンチカッター、端曲げブロック、端曲げスチール、
ヒーターガイド
繊維 糸分け櫛、ガイド、リード、ロール
機械 水中ポンプ、絞り金型、ユニホォミティ(主軸部)、
ブレーキドラム、シリンダー・ロット、各種ロール

ダイクロンのリーフレット(PDF)

塩水噴霧試験

ダイクロンは「中性塩水噴霧試験(JIS H 8502.7.1)」において連続3000時間行い、有効面に錆の発生認めず。という結果を残しています。

中性塩水噴霧試験は中性の塩化ナトリウム容積を噴霧した雰囲気において、めっきの耐食性を調べる試験方法です。

試験期間中は噴霧を中断してはいけません。試験時間は8時間、16時間、48時間、96時間、240時間位が一般的で、480時間、720時間になるとかなり長い期間試験を行う事になります。

超音波振動子