過日、 Black Lives Matter 通称: 「BLM」運動の報道を見ている時に、こんな報道を見ました。
警官に殺されたジョージ・フロイドの6歳娘、ディズニーの株主になる
https://front-row.jp/_ct/17369815
ジョージフロイド氏の警察官による殺人問題は、根が深く、わたしが1989年に経験したバージニアビーチにおけるデモの暴徒化についても、同じような内容でした。
ニューヨークタイムズ記事
https://www.nytimes.com/1989/09/05/us/virginia-beach-is-quiet-after-violence.html
そして、今回の問題の本質を突いている記事を見つけました。
自分が次の「ジョージ・フロイド」になり得る 黒人男性の告白
https://globe.asahi.com/article/13481765
この記事のように多種多様な文化を持ったバージニアでさえ、システムとしての差別を感じる状況の中で、今回の時間おきたミネソタ州。。。。。非常に左派的な街だそうです。今回のミネアポリス警察の署長も黒人女性で、これらの問題を取り組もうとしていた。それ故に、絶望感といいましょうか、無力感は非常に大きなモノであったと想像できます。黒人大統領もでて、時代が変化したかのように思いましたが、まだまだ根深い問題であろうかと思います。
さて、今回は、2週にわたって好きな映画の話をしたいと思います。今回の映画は、あくまでも、今回の最初の記事に出てきたバーブラ・ストライサンドさんの出ている映画で最も好きなモノということで、紹介したいと思います。今回の行動はチョット破天荒な彼女らしい行いだと思いますし、なにより、愛が溢れているともお思います。
バーブラ・ストライサンドさんをご存じない方はこちらをご高覧下さい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89
米国を代表していた有名な歌手で女優さんです。
そして、ご紹介させて頂きたい映画がこちら
NUTS(ナッツ)
http://barbra-archives.com/films/nuts_streisand.html
です。
ストーリーは高級コールガ-ル演じるバーバラさんが、お客さんを殺してしまう訳です。
本人は、正当防衛を主張するのですが、陪審員さんや裁判官のウケはすこぶる悪い。
理由は、彼女が高級コールガールだからです。職業に貴賎は無いと思いますが、
それでも、差別されているのは、今も昔も変わらないでしょう。また、国内ではセカンドレイプの話もございます。性に携わる職業であっても、そうでなくても、女性が性暴力の対象になることは、非常に多いわけで、それを疎明しなければいけないという辛さを世の中は理解していない。。。。。
勿論、邪な気持ちで見始めたわけですが、引き込まれていきました。
彼女の演技が鬼気迫るモノで、引き込まれます。
そして、彼女が法廷で表題である「NUTS」(馬鹿といういみのスラング)という言葉を用いて証言をする場面が
あるのですが、非常に感動的で、子供ながらに涙を流してしまいました。。。。。。
「あんた達は、私を”NUTS”だと思っているけど、そうじゃない。。。。」と、いう長い台詞
がございます。法廷のクライマックスですので、是非ともご高覧下さい。(邪な気持ちも真っ直ぐになります)
私が申し上げたいのは、たしかに、ジョージフロイドさんは、犯罪を犯したことはある。
だからといって、推定無罪の原則を無視して、軽々しく「どうせ、またやってたんでしょ?」と、思うことは良い。それは、自由だから。でも、口に出したりSNSで語る奴らは、最低だと言うことです。最悪だと思うのです。
そこに至る迄の過程もあり、だからといって殺して良いわけでは決して無い。
この差別というのは巷に溢れており、自分たちは、差別する方にも、される方にも、簡単に転ぶという現実から
目を背けてはいけないと思います。
私は、誰も差別したくはない。なぜなら、愛する家族や友人達。そして、自分自身が差別されたくないから。
そのように思って居ります。
それでは、失礼します。
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