代表取締役社長 鈴木信夫のブログ

部活動とesports

東京五輪でeスポーツ世界大会 インテル、IOCと協議 (日経)
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO39628230U9A100C1000000/

高校の部活に「eスポーツ」はあり? 賛否ある中、専門家に聞いてみた(FNN)
https://www.fnn.jp/posts/00436180HDK

このニュースを見て、約30年も前の話を思い出したので、長々書きます。
 私は、高校の生徒会長時代に「コンピュータ同好会」を「コンピュータ部」に昇格させるために、先生方やその他の部と話し合ったことがありました。同じ議論が30年後もされていることに些か驚いております。私は、クラスメートから相談を受け、生徒会室で話を聞いたところ「フロッピーディスクだけでも、生徒会費から出たら嬉しいのですが、、、.。皆ではなしたら、信夫が生徒会長だから、どうにかしてくれるんじゃないかという話になって。。」と、言われたので、仕方が無く物理室教官室の中で行なわれていた彼らの活動を見ることにしました。

 彼らの活動内容は、ゲームの作成とゲームで遊ぶこと。シンセサイザーのプログラムを行い、選択授業での音楽で毎年行なわれる自由発表において、それらとその他の楽器で演奏する。と、言ったとてもシンプルな内容であったと記憶しています。X68000やPC8801、ソニーのMSX等を自宅から自転車に乗せて持込み、放課後ディスプレーに向かう姿は衝撃的で、 先生方の主張は、この記事と一緒で「生徒会費をゲームに使うなんて、おかしい」と、いう話だったと記憶しています。

 私は、ビデオゲームには全く疎く、家にもなかったので、全く興味がない分野でしたが、まず彼らに、今から活動記録を残す様に御願いしました。そして、生徒総会の議案に乗せるべく、半年後、先生方との協議に入ったのですが、彼らの活動内容。活動の記録及び参加人数を見れば、会則上の要件は全て満たしており、反対すること自体が民主的でないと大いに激論したのを覚えています。結局「部」に昇格し、感謝はされたわけですが、話を戻しますと、30年も前にも同じ議論が行なわれていたと思うと、時代錯誤も甚だしいと感じた次第です。

「健全な身体に、健全な精神が宿る」
というのが、

「健やかな身体に健やかな魂が願われるべきである」(It is to be prayed that the mind be sound in a sound body)
という古代ローマの詩人デキムス・ユニウス・ユウェナリスの『風刺詩集 (Satvrae) 』からの誤用である事は有名な話。
かく言う私が嗜む柔道では「精力善用、自他共栄」と言うことが、精神です。嘉納治五郎先生は、ちゃんと理解して居られた訳です。
(時代的に少し前でしたので、前出の詩をご存じ無かったかも知れませんが。

話を戻しますと、青年達が、嘉納治五郎先生が仰るように、精力を良い方向に向かわせればよいわけであり、例えば、関係のないゲームをやっていたら背部にすればよいわけです。「野球部といって、野球をしていない」みたいなお話しです。

チョット、熱くなってきましたので、この辺に致しますが、会則に照らして問題がなければ、公立高校に於いては、esportsは、部活として認めるべきであると、わたしは、考えます。

皆さんはどの様に思われますか???

ダイクロンブラストロンのことなら、千代田第一工業株式会社

狛江市柔道クラブ「池田道場ホームページ」

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