代表取締役社長 鈴木信夫のブログ

インドネシア出張後記

過日、生まれて初めて南半球のインドネシアに出張がございました。

最近のインドネシアの話題と言えば
ニューズウイークより

JETOROより

と、いうように、決して芳しい状況ばかりではありませんでした。いつも外国に行くときに購入する
「地球の歩き方インドネシア編」

でも、注意喚起が多く、チョット趣が違うなあと。しかし、出張なので、気合いを入れて、今回ばかりは、予習をたくさんして
現地に向かいました。

まず、飛行機に乗って嬉しかったのは、お世話になっているお客様の宣伝が入っているペットボトルを発見!幸先が良いような気になってきました。飛行機も、予約したときには窓際となっていたのですが、飛行機に乗ってみたらなんと、通路側。行きも帰りも受付では同じ事が言われ、乗ったら違うという幸運に恵まれ、テンションが上がります。

しかしながら、8時間も狭い席に座っておりますと、非常に疲れてしまいまして、ヘトヘトになって、ジャカルタ国際空港に到着しました。

ジャカルタ空港では、$35でビザを購入しなければ行けないのですが、この列が長い長い。その上、エアコンが効いて居らず自動販売機も無い。入国審査が終わり、空港の外に出るまでに2時間弱という非常に厳しい状況でした。そして、出た瞬間に多くの物売りやらポーターまがいの連中に囲まれて、もみくちゃです。

そして、世界一と言われるジャカルタの交通渋滞。NHKのリンクを張っておきます。

情報は得ていたとはいえ、もう本当にボロボロになります。
そして、ホテルに入るときには、ボディーチェックに、荷物のX線検査。何から何まで、疲れる印象です。

 

しかし、此処は仕事ななので、鋭気をお客様に頂戴しながら、

二件の訪問を成し遂げました。

感想を申し上げますと、まず、経済発展はしているとはいえ、影に近いモノをたくさん見ることが出来ました。
2億人という巨大なマーケットを相手にした現地でのビジネス然り、チャイナ・プラス・ワンとしての生産拠点としての役割然り、大変ハードルの高い事が解りました。現在私共は輸出先として今回伺ったわけですが、物流などが整っていないこの国で商売をすることは、並大抵ではないといった印象です。例えば、国内でも多くの島が点在し、それぞれに工場をお持ちのお客様が居られるわけですが、その事によって、他国では考えられないような制約を受けてしまいます。 まさに、カントリーリスクの一つではないかと。

次に、宗教の件。多くの国にそれぞれの宗教があるわけですが、インドネシアは端的にイスラム国のであると思います。しかし、佛教やキリスト教でもそうであったように、多分にローカライズされた解釈が成されていると思いました。朝の4時半から流れる大音響のお祈りとは別に、緩いところも多いのではないかと。そのように感じた次第です。

 

話を戻しますと、国内向けの仕事と、海外向けの仕事を分けて考える事は、今まで一度もしたことがないのですが、今回の出張をとおして、違ったことを求められるのではないかと感じた次第です。それは、より深いQCと、現地の方に対するサービスのあり方です。現地通貨で考えますと、非常に高いコストで弊社の製品を購入して戴いているわけですから、それに見合ったベネフィットを非常に高く要求されると言うことを感じたと言うことです。私共は、零細企業であるわけですが、その中で、自分たちの出来ることを考え、行動しないと、未来に繋がらないなと。そのように感じた次第です。

 

そして、異国後で故郷から遠く離れて、暮らしそして、現地の皆さんと汗を流し(もしかしたら、涙も流しているかもしれません)、この国の産業と、現地の人たちの生活を守っているお客様に敬服し、何よりも私のような者にまで大変なご厚情を賜ったことを心から御礼申し上げ、出張後記としたいと思います。

僕は、この国で、皆様方に負けないように、喜んで戴けるような製品を作りたいと思って居ます。

この場を借りて、感謝を申し上げます。

本当に、本当に有り難うございました。

そして、お体に気をつけて!

鈴木信夫  拝

 

ダイクロンブラストロンのことなら、千代田第一工業株式会社

狛江市柔道クラブ「池田道場ホームページ」

以前のブログ
http://daikuron.cocolog-nifty.com/nobuo1/

カテゴリー 日常のつぶやき | No Comments

コメントをどうぞ

ページトップへ