代表取締役社長 鈴木信夫のブログ

別れと出会い

季節の変わり目になりますと、新しい命の誕生があると共に、多くの命が失われて行く側面もございます。最近、訃報に接することもが増え、非常に悲しい気持ちになります。過日も、非常にお世話になった青年の訃報に接し、葬儀に出席をしてきました。非常に厳しいと申しましょうか。なんとも悲しい気持ちになりました。伴侶を無くされた方やその他諸々の情報が入ってくると、自分の命について、否が応でも考えてしまいます。まだ平均余命は先だとしても、小さな子供達を見るに付け、複雑な気持ちになるわけです。

そんな中、一つの歌を思い出しました。

それは、

「神ともにいまして (賛美歌405番)→動画注意

God be with You till we meet again

ウィキペディア「神ともにいまして」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E5%85%B1%E3%81%AB%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%A6

です。

何故にそんな歌を思い出したかと申しますと、過日、車を走らせていたところ、あるクリスチャン系の学校の横で、この歌が流れていたからです。

「懐かしいな」と、いうのが、率直な気持ちでした。

その後は、頭の中で、「ヘビー・ローテーション」でした。

何故、この歌が懐かしいかと申しますと、亡くなった祖父母が愛した歌であったからです。

新聞報道にもでた事があるのですが、父方はクリスチャン家庭でございました。祖母は、名古屋の商家の出で、昭和の恐慌の中で、没落して東京に就職口を求め引越てきており、祖父は、宮城の笹谷というところの農家に生まれ、寺子の皆さんの
ご協力で、東京まで学校に行かせて貰っておりました。そんな中、祖父母は恋に落ちて結婚するわけですが、出会った場が「教会」だったそうです。

祖父が、昔話してくれていたのですが、学生時代に笹谷の皆さんに挨拶しに帰ったところ、その服装をみて、「銀巴里(ぎんぱり)みたいな奴だ」と、皆さんに罵られたそうです。(言葉として、これが、悪いかどうか解りませんが、、。)
都会の片隅で、貧しい学生生活をして、訛りを直し、自分なりに必至になって勉強していたそうです。少しは誇らしくもありましたが、元気を取り戻そうと地元に帰ったら、みんなから批判を浴びた。「もう帰ってこない」と、心に決めたそうです。20そこそこの青年にとって、それがどれほど辛い事であったか、想像が出来ます。

祖父は、僕にいつも優しくて、いろんな話をしてくれました。婆さんはいつも厳しくて、兄ちゃん(現副社長)に優しく、姉ちゃんは、心を痛めていたようです。勿論、僕よりももっと可愛がってもらっていた従兄弟も多かったのですが、いつも味方になってくれて、有難かった事を覚えています。話を戻しますが、教会で出会った二人は、戦前、戦中、戦後とクリスチャンであったそうですが、会社の状況が悪くなるにつれ、その信仰を途中で辞めてしまう訳ですが、死ぬ間際には、ある歌をいつも口ずさんでいました。それが、

「神ともにいまして (賛美歌405番)」という歌です。

特に、祖母は病床で、歌っておりました。葬式の折や、僕らの結婚式でも歌ったのですが、なかなか味わい深い内容となっています。

万感をこめて、この歌を張っておきたいと思います。

また会う日まで!
賛美歌405
1,かみともにいまして ゆく道をまもり
あめのみかてもて
ちからをあたえませ

また会う日まで また会う日まで
かみのまもり なが身を離れざれ

2,荒野をゆくときも あらし吹くときも
ゆくてをしめして
たえずみちびきませ

また会う日まで また会う日まで
かみのまもり なが身を離れざれ

3,御門に入る日まで いつくしみひろき
みつばさのかげに
たえずはぐくみませ

また会う日まで また会う日まで
かみのまもり なが身を離れざれ

 

ウィキペディア「神ともにいまして」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E5%85%B1%E3%81%AB%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%A6

このブログを書きながら、再度、ウィキペデアで調べたのですが、ゴスペル扱いの曲であったようです。祖母は、宝塚をこよなく愛しましたし、祖父は会社好きであったことも考え合わせると、やっぱり「銀巴里」と、申しましょうか、チョット、飛んでいる二人であったのかも知れません。

 

 

それでは、失礼します。

 

 

 

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