代表取締役社長 鈴木信夫のブログ

また会う日まで!(転載)

過日、兄貴後輩の葬儀で懐かしい歌を聴いたと聞き及んだので、
前に書いたブログの事を思い出しました。
人生は「出会い」と「別れ」の繰り返しだなと。そのように感じた次第です。

丁度、大学時代のゼミ友人(彼はMBA)が、北米に転勤という話もあり、チョット切ない気持ちになっていたので、此方のブログを転載しようと思いました。彼はブラジルからの留学生で、外資系のコンサルティング会社で働いているのですが、大きな夢を持って会社と交渉し、転勤とのこと。頑張って欲しいと思います。また、大きな会社や組織での人事の「悲哀」みたいなモノを聞くことが沢山ございます。勿論、めざましい昇進をなさる方も居られて、驚くのですが、それもまた、出会いであり別れであったりもするわけです。取り留めのない話となりましたが、旧友と会えることは幸せです。又会う日まで!

またう日まで(2007年4月24日ブログより)
http://daikuron.cocolog-nifty.com/nobuo1/2007/04/post_c10b.html

また会う日まで!
 4月は人事異動の季節で、何人かのお世話になった方々や友人がいろいろな部署や地方、そして国に移動していきました。親族の中には、近くに入社入学してくるものも居りました。喜んでいく人も居れば悲しみにくれる人も居るわけです。僕がどうできるわけではありませんし、一緒に酒を飲むくらいしかできないのですが、その人たちに出会えた事の喜びを忘れないようにしたいといつも思っています。

そんな中、一つの歌を思い出しました。
それは、

「神ともにいまして (賛美歌405番)」
http://www.midorigaoka.ed.jp/ryokuyuu/omoidenohako/s405.htm

です。

何故にそんな歌を思い出したかと申しますと、先月の卒業式シーズンに、車を走らせていたところ、あるクリスチャン系の学校の横で、この歌が流れていたからです。

「懐かしいな」と、いうのが、率直な気持ちでした。

その後は、頭の中で、「ヘビー・ローテーション」だったのです。(笑)

何故、この歌が懐かしいかと申しますと、亡くなった祖父母が愛した歌であったからです。

新聞報道にもでた事があるのですが、父方はクリスチャン家庭でございました。
祖母は、名古屋の商家の出で、昭和の恐慌の中で、没落して東京に就職口を求め引越てきており、祖父は、宮城の笹谷というところの農家に生まれ、寺子の皆さんのご協力で、東京まで学校に行かせて貰っておりました。そんな中、祖父母は恋に落ちて結婚するわけですが、出会った場が「教会」だったそうです。当時ですから、恋愛結婚も珍しかったでしょうし、戦前に教会でとは、ちょっと、飛んでいたかもしれません。

祖父が、昔話してくれていたのですが、学生時代に笹谷の皆さんに挨拶しに帰ったところ、その服装をみて、「銀巴里(ぎんぱり)みたいな奴だ」と、皆さんに罵られたそうです。(言葉として、これが、悪いかどうか解りませんが、、。)都会の片隅で、貧しい学生生活をして、訛りを直し、自分なりに必至になって勉強していたそうです。少しは誇らしくもありましたが、元気を取り戻そうと地元に帰ったら、みんなから批判を浴びた。

「もう帰ってこない」と、心に決めたそうです。20そこそこの青年にとって、
それがどれほど辛い事であったか、想像が出来ます。

爺さんは、僕にいつも優しくて、いろんな話をしてくれました。婆さんはいつも厳しくて、兄ちゃん(現副社長)に優しく、姉ちゃんは、心を痛めていたようです。勿論、僕よりももっと可愛がってもらっていた従兄弟も多かったのですが、いつも味方になってくれて、有難かった事を覚えています。

話を戻しますが、教会で出会った二人は、その信仰を途中で辞めてしまう訳ですが、死ぬ間際には、ある歌をいつも口ずさんでいました。それが、「神ともにいまして (賛美歌405番)」という歌です。
病床で、歌っておりました。

葬式の折や、僕らの結婚式でも歌ったのですが、なかなか味わい深い内容となっています。

 そして、4月はという別れと、出逢いの季節の中で、僕ができる事というとその人たちに出会えた事の喜びを忘れないようにしたいといつも思っています。そして、何よりも、ご多幸をお祈りするしか出来ません。そうです。この歌のように。万感をこめて、この歌を張っておきたいと思います。

また会う日まで!

http://www.midorigaoka.ed.jp/ryokuyuu/omoidenohako/s405.htm
賛美歌405
1,かみともにいまして ゆく道をまもり
  あめのみかてもて  
  ちからをあたえませ

  また会う日まで また会う日まで
  かみのまもり なが身を離れざれ

2,荒野をゆくときも あらし吹くときも
  ゆくてをしめして
  たえずみちびきませ

  また会う日まで また会う日まで
  かみのまもり なが身を離れざれ

3,御門に入る日まで いつくしみひろき
  みつばさのかげに
  たえずはぐくみませ

  また会う日まで また会う日まで
  かみのまもり なが身を離れざれ

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