代表取締役社長 鈴木信夫のブログ

牛丼の思い出(その②)

 現在の牛丼業界は、値引き競争と多店舗出店によって、業界構造が変わった今もう一度、価格を引き上げることは、余りにも難しいことであろうかと思う。ある意味禁じ手となる「すき焼き定食」は、ファーストフードがスローフードを販売するというある意味「禁じ手」でも有ろうかと思います。つまり、牛丼というモノでの利益率の向上を辞めたというか、ストップしたとも言えると思います。しかし、代替サービスのなかで、最もコストが安く「お腹いっぱいにできる」業態であることに変わりはなく「ハンバーガーショップ」や「レストラン」とは値段や質量がまったくちがいます。その利点を十分に生かし切れてはいないのではないでしょうか?逆に言うとそこに商機がある有るのではないかと思っています。「ガスト・ショック」と呼ばれる外食業態の単価の下落は一次は大変もてはやされマクドナルドさんも「勝ち組」と呼ばれていました。しかしながら、現在は中食(例えば、スーパーやコンビニのお総菜など)が台頭し、非常に厳しい環境であると思います。
 最近では、牛丼屋さんでも、いろいろなメニューがあり、豚丼などは、定番商品とも言えるかもしれません。

 

この商品のお陰で、北海道で集客が上がったという報道もあるので、地道に活路を見いだしていることも確かでょう。正直、私が学生時代からこよなく愛している理由は「安い・美味い・早い」からであり+アルファーとして「牛肉で」という、事も言えます。以前のような店舗数でしたら、車で30分掛けても「牛丼を食べたい」と思わせるValueがあったわけです。「♪100円で買える温もり♪」ではありませんが、500円でお腹をいっぱい(牛丼大盛りのこと)に出来て幸せにする何かがあったわけです。現在の牛丼が約半分の価値にしか成らないのであらば、500円で幸せに出来る何かを探し続けることこそが、今必要とされているのではないかと思います。

熱く二週にわたって、牛丼談義をしましたが、これも「愛」ということで、お許し戴けると幸いです。

それでは、失礼します。

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