本棚の整理をしていましたら、ボロボロになっているけれども気になる本が出てきました。
再読した次第です。
それが、此方
戦国武将の危機突破学 (日経ビジネス人文庫) 文庫 – 2005/8/1童門 冬二 (著)
出版社 : 日本経済新聞出版 (2005/8/1)
発売日 : 2005/8/1
言語 : 日本語
文庫 : 309ページ
ISBN-10 : 4532193052
ISBN-13 : 978-4532193058
です。
概要を申しますと
童門冬二氏の送るビジネス指南書です。
伊達政宗、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、細川幽斎、黒田如水、武田信玄、蒲生氏郷、前田利家といった、戦国時代の武将達のエピソードを通して、その判断に至った過程を丁寧に説明している良著でした。豊臣秀吉の「一寸の虫にも五分の魂」のエピソードや、武田信玄の「情は味方、仇は敵」などは、本来の意味が曲解されている可能性もあり、改めて勉強になった次第です。
特に、よくよく考えてみると当たり前なのですが、武田信玄は親との確執や、家臣との争いの中で、あの地位を作ったわけですから、実際には「情は味方、仇は敵」とは言うモノの恐怖政治であった事は自明ですし、そうでなければ、あんなに短時間に大きな戦国大名になり、そして、息子の代で終わってしまったわけですから、非常に厳しい運営を行っていたことは自明です。その事を改めて知ったと申しましょうか、非常にヒントを得た次第です。
きっと、童門冬二さんにハマっていたのは20年まえなので、何れにしても久方ぶりに再読したわけですが、新しい発見があった次第です。最後のエピソードが前田利家(と、いうか、妻の”まつ”の話)というのが、今のビジネスマンにも「家族」について考えてもらいたいとう筆者のメッセージかもです。
筆者が考えるように、家族そのものは、生物学的な事とは別に、社会的な機能体でも有るように思います。
皆様も是非!!
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