「ご安全に」と言う掛け声がある。相手の安全を祈る気持ちと、自分の安全を確認すること。二つの意味があると理解して居ます。これは「安全第一」と、いう現在ではごく当たり前の考え方から由来して居ます。つまり、以前は「経済の方が安全を優先して居た」ということの裏返しでもあります。「USスチール」から始まったこの運動は、今では製造業のみならず、多くの会社で、そして世界中で使われている考え方と、現在ではなって居ます。
翻って、当該案件では「経済的・経営的なしてんから、再稼働に賛成」と、宣う人があまりにも多いことが驚いて居ます。「再稼働しなければ、日本が沈没する」くらいのことをおっしゃる方も居られます。しかし、現在の輸出入のバランスを崩して居るのは、LNG燃料の輸入量の増加ではなく、ドル建てでの支払いで長期契約をして居る上で、現在円安誘導を行っているかであることは、少し計算すればわかるし、それを多くの経済学者が指摘しています。しかし、それでも尚「経済的や経営的」な理由で「再稼働を容認する」発言が多い。私は無力感を感じていると申しましょうか、脱力感を感じます。
だからこそ、改めて言いたいのです。全ての事柄は「安全第一」であるべきだと。それが、先人達の英知であり、多くの労働者が勝ち取り、経営者が学んできた人類の真理であり、文化であると。今回の大震災から学んだ事柄をフェールセーフとして、全て対応した上で、再稼働の議論を開始するべきだと思うのです。あくまでも「安全第一である」と。その安全は、この事故が表して居るように、あまりにも多くの人を不幸にするからであり、全てに優先することがルで有ることを信じて疑わないからです。「安全は全てに優先する」その安全とは、働いている人であり、その家族であり、多くの国民生活の安全であるからです。
長文駄文にお付き合い戴き有り難うございました。
失礼します。
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