代表取締役社長 鈴木信夫のブログ

好きな映画(グローリー)

先週、映画の話を致しましたので、ついでに好きな映画をご紹介したく存じます。

私が、今のところ「一番好きな映画を一本推薦しろ!」と、言われたら、この映画を迷わず推薦いたします。

その映画は

 

グローリー
https://movies.yahoo.co.jp/movie/6697/
監督:エドワードズーイック

 

 

という、日本では、非常にマイナーでテレビ放映も一度しか見たことがありません。
監督のエドワード・ズウイックさんは、あのトムクルーズ主演の「ラストサムライ」などを手がけた有名な方ですし、アカデミー賞やゴールデングローブ賞の助演男優賞をデイゼル・ワシントンさんが受賞しており、出世作とも言えます。他にも、モーガン・フリーマンさんも出演されており、有名でないのが不思議なくらいです。

 

が、そのりゆうが、理解が出来ない訳ではございません。それは、内容が内容なので、日本人にはピンとこないのかも?と、思うからです。

映画のデータベースallcinemaによる解説によりますと

以下引用

 

南北戦争時に実在した北軍の黒人部隊、第54連隊の運命を描いた大作。若き白人大佐R・G・ショーの指揮の下、米史上初の黒人部隊の結成から、フォート・ワグナーの戦いで彼らが全滅するまでを忠実な歴史考証で再現。激戦の連続の中で黒人たちがアイデンティティを確立していく過程が感動的。その象徴のような黒人兵に扮したD・ワシントンは見事な演技でアカデミー助演男優賞を受賞した。

https://www.allcinema.net/cinema/6697

引用終わり

とのことです。

ここで書かれているように戦争で「全滅」することが決まっている映画です。
僕は、知らずに見たので「おいおい。全滅かよ。救いようがない映画じゃん」と、最初は思いました。しかし、友人達と映画の後に語り合っているときに、ふと気がついたことがありました。

表題である「グローリー」(Glory)
ですが、辞書を引くと

ウェビオ英和辞典
https://ejje.weblio.jp/content/glory
を見て頂くと解るのですが、この言葉には「死んで天国にいく」ということと「栄光あれ!」という願いがあるわけです。日本語にするとむずかしいのですが、映画の中でも「Glory!Glory!」と、声を上げるシーンがあります。
彼らは、死を目前にして思っていたことは、自分たちの死が未来の誰かの希望になることを祈っていたと言うことに気がつきました。二度目に見たときには、改めて、そのシーンを見ると涙腺が緩みます。

「未来の誰か」とは、子孫のことだったと思います。同じように差別を受けている奴隷達でもあったでしょう。でも、GHQが何故、日本に民主主義を齎した(もたらした)のでしょうか?その始まりは「54連隊」の人たちではないのか?と、思ったわけです。彼らの祈りが、僕や子供達の未来を変えてくれた。この映画を見た後には「与えられた民主主義」なんて嘯く奴がいると、必ずこの話をする事にしています。

と、熱くなりましたが、巷には差別や偏見は溢れており、悲しい思いをすることも多いです。また、誰かの幸せを祈っていても、その祈りは届くこともなく、そして、踏みにじられることさえ有ります。

 

それでも、私は、未来を信じて生きていきたいと思います。

「Glory!Glory!」

そうつぶやきながら、私は今という時を生きて行きたいと、本当に思います。

 

是非ともご高覧いただければ幸いです。

 

それでは、失礼します。

 

 

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