代表取締役社長 鈴木信夫のブログ

思い出が消えないうちに(私と読書)

現在絶賛公開中の映画「コーヒーが冷めないうちに」(http://coffee-movie.jp/)には、原作本がございまして

それが、此方

「コーヒーががさめないうちに」
著者:川口俊和
定価:本体価格 1,300円 + 税
ISBN978-4-7631-3507-0 C0093
https://www.sunmark.co.jp/detail.php?csid=3507-0

此方の本の内容は、この様に説明されています。
以下、上記HPより引用

 

>とある街の、とある喫茶店の
>とある座席には不思議な都市伝説があった
>その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという

>ただし、そこにはめんどくさい……
>非常にめんどくさいルールがあった

>1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない
>2.過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない
>3.過去に戻れる席には先客がいる
>その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
>4.過去に戻っても、席を立って移動する事はできない
>5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、
>そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ

>めんどくさいルールはこれだけではない
>それにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる

>喫茶店の名は、フニクリフニクラ

>あなたなら、これだけのルールを聞かされて
>それでも過去に戻りたいと思いますか?

>この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった、心温まる四つの奇跡

>第1話「恋人」結婚を考えていた彼氏と別れた女の話
>第2話「夫婦」記憶が消えていく男と看護師の話
>第3話「姉妹」家出した姉とよく食べる妹の話
>第4話「親子」この喫茶店で働く妊婦の話

>あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?

引用終わり

 

ということなので、流石に映画になるほどヒットしたので、その後編が出版になりまして

「この嘘がばれないうちに」
著者:川口俊和
定価:本体価格 1,300円 + 税
ISBN978-4-7631-3607-7 C0093

そして

思い出が消えないうちに
著者:川口俊和
定価:本体価格 1,400円 + 税
ISBN978-4-7631-3720-3 C0093

という2冊になります。

前振りが長くなったのですが、
じつは、この3冊目にが今年の9月に販売されて、思わず購入してしまったお話しをしたいと思っております。

過日、出張で九州地方に参りました居りに、凄く久しぶりに夕方に出発致しました。普通ですと、一日目は早朝出発して、次の日から泊りなのですが、今回のお客様(新規)が、次の日の朝一番(10時頃)をご所望でしたので、物理的に間に合わないので、チョット贅沢に「前乗り」した次第です。

 

話を戻しますと、飛行機はぎりぎりに行くとロクナ事が無いので、1時間くらい前に空港に到着しました。すると、大事なモノを忘れていることに気がつきました。それは、旅のお供の「本」です。私は、旅には必ず本を持参しているタイプでして、読む読まないにかかわらず、不安な気持ちになります。
いつもオフィスの横の本棚に「積ん読エリア」がございまして、購入して読まれていない本がたくさんあります。
そこから、一冊選んで持ってくるわけですが、今回は忘れてしまいました。

 

そこで、久しぶりに本屋に寄ることに致しました。私は、本屋に行くと買いすぎるので、専ら書評サイトや、テレビ、ラジオの紹介。そして、友人や先生方に紹介されたモノを読むことにしています。時々、目上の方に頂く本もここに入るのですが、自分から選んで買うのは、本屋さんだけです。それ故に、とても危険なので、出来るだけ行かないようにしておりました。そんな中、空港の本屋さんはご多分に漏れず、非常に狭く、また分野が偏っていました。多くは旅。そして、ビジネス。そして賞を彩った小説。。。

非常に、つまらなくて、出ようとした瞬間。目を疑いました。出口付近に2冊ほど、この本が置いてあったからです。きっと、1ッヶ月前に発売されていたので、その時に大量注文したあまりだと思われます。(驚く程、雑な扱いでした)手に持っていた向学のために今巷で問題となっている「とんでもない内容と噂の」日本史の本を棚に戻し、この本を購入しました。私は、飛行機の待ち時間や、時間調整時間。食事をするときもその本を読み続けました。この日は、工場では、色々トラブルもあったので、お酒を飲まずに部屋に籠もって待っていたのですが、その折りにも読むことが出来ました。本というのは、本当にありがたい者です。お陰様で、出張中に一冊読んでしました。

 

ネタバレしないようにさわりだけお話し致しますと

 

最初の二冊は、前編、後編といった様相なのですが、三冊目は舞台が変わって、函館に移ります。主人公達は叔母が経営している喫茶店を守るために、「喫茶ドナドナ」(東京の店は”クリニクラ”)に手伝いに来ていると言った処からスタートします。前回と同じ、その喫茶店には同じルールが存在し、過去に戻ることが出来るのですが、実は「未来」にも行くことが出来ます。(これは、この前から有った設定です)

ですが、

 

2.過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない


と言うルールは未来にも適用しますので、殆ど、見に行く人は居なかったのですが、今回は登場するというのが、今回の一番の見所です。

この本は、元々演劇の台本でもあったそうなので、非常に閉鎖的な空間(喫茶店の中)での出来事が殆どなのですが、全く飽きが来ないともうしますか、その空間で人間模様を十二分に表していると思います。感想と致しましては、前出2冊で物語が完結していますので、そちらを読んでからの購入をお勧め致します。話を戻しますと、今回の私の率直な感想は「やっぱり、本屋はいいなあ」と言うことです。勿論、インターネットで購入する事に利便性を感じますし、沢山購入しています。しかしながら、出会い感は「ゼロ」ですし、なにより、本が偏ってしまいます。こんな素敵な出会いが出来るのは、図書館であり、本屋さんだと思います。本屋さんが潰れてしまう理由の一つが「万引き」で有るとも聞き及んでいます。盗むくらいなら、図書館に行けと言いたいのですが、彼らの目的は転売であったりするので、どうしようもありません。。。。。

本屋さんの素晴らしさと、どうやったら「儲かるのか?」と、色々想いを馳せることができました。

いつか、本屋さんを御一緒しませんか??

それでは、失礼します。

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