過日、高校時代の友人の平ちゃんが亡くなり、葬儀に出席をしたことで、皆様にお伝えしたいことがあって、今回のブログに書かせて戴きます。彼女の親友が「友人達への遺言」があったのです。
それは、
「みんな、ちゃんと健康診断を受けるように!」
とのことでした。彼女の思いを一人でも多くの人に伝えたくて、此方に書かせて戴きます。
自分の命の灯火が消えそうであったその時まで、周りの事を気にする。。。。彼女らしい言葉だと思います。
私が、彼女。(いや平ちゃんと呼ばして戴きますが)出会ったのは、都立狛江高校の一年でした。そのクラスは、非常に皆が仲良く、今でも何でも話せる友人達と出会いました。平ちゃんは、バトミントン部の主将になるような、リーダーシップと、体力を持ち合わせており、良く男子学生に腕相撲を挑んで勝利していました。異常に発達した右腕で、男性達をなぎ倒す姿は、今でも鮮明に覚えています。
高校卒業後、短大に進み、卒業後、日本でも有数の財閥系の企業に就職し、営業事務としてその力を発揮していました。「猛獣使いは、お手の物」であった平ちゃんにしてみれば、想像に難くないと私は思っていました。そんな中、上司であった部長さんが役員に昇格し、その時に「秘書課」へ移動しました。しかし、そういった例は財閥系の企業では希有であった為、非常に辛い想いをしたと言っていました。なにより、情報共有が秘書課内で出来ていなかったために、最終的に「私の上司に迷惑が掛かる」事に心を痛めていました。最終的には体を壊し、退社を決めたその時に、旦那さんから、プロポーズを受けます。体調を壊していたことから、迷惑を掛けてはいけないと、最初は戸惑っていたそうですが、無事に結婚。勿論、事後報告でしたが「こんな、私とも結婚してくれる男性がいるんだよね。。。」と、自重気味に語る彼女の横顔が忘れられません。その後、素晴らしい笑顔も。どれ程、厳つい男性かと思ったら、優しそうな、大柄な男性でした。大学までバスケットボールをされていたそうで、彼女を口説く事とが出来る希有な男性だと、皆で噂したモノです。体力的にも、人間的にも。営業部時代の同僚であったと思います。頑張っている彼女を見てくれていたんだなと。本当にそう思いました。
そして、旦那さんと、結婚後、長男が生まれ、海外に転勤をしました。その頃は、暇だったらしく、良くメールや、写真を送ってきてくれました。息子さんが気が弱いので「柔道でもやらせたい」なんて、言っていたのを覚えています。そんな中、2年前にガンを発病し、入退院を繰り返し、そして47年の短い生涯を閉じました。旦那と子供が大好きで、良く自慢していた彼女にとっては、どれ程、無念だったか解りません。。。。
その訃報を聞いたときに、友人がそのメッセージの最後にこんな言葉を添えていました。
「言葉にならない。彼女には、笑顔の残像しかない。。。」
深夜のSNSの画面を見ながら、涙が止らなくなってしまいました。
そして、葬儀の日を迎え、精進落としをしていたと居りに、先程のメッセージを聞いたのでした。
「みんな、ちゃんと健康診断を受けるように!」
彼女の祈りにも近い言葉だと思います。特に、彼女と同じ主婦の皆さんは、面倒くさくて、公共機関でやって居る健康診断にも行く機会が少ないと思います。是非とも、定期的な検診をお勧めします。
それでは、失礼します。
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