私は、柔道、空手、レスリングといった格闘技を嗜むのですが、読書も趣味の一つです。
過日も書きましたように、月に一冊は必ず読みますし、旅のお供でもあります。
基本的には、ビジネス書といいますか、社会科学(含白書といった統計本)の本を好むのですが、時々無理して小説も読みます。が、あまり自然科学の本は読んでおりません。何故かというと、殆どの場合「理解出来ない」事が多く、接する機会がございません。しかしながら、尊敬する会社の元役員の方から自然科学の本を頂戴しました。それが、此方です。
ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」 単行本
– 2018/4/25山極 寿ー著
さて、感想ですが、著者は、霊長類研究の第一人者で、京都大学の元総長であったそうで、霊長類の研究は、宗教的な問題で、日本が最先端とのことです。一時期、故船井幸雄さんが照会していた「100匹目のサル」は、有名ですが(後に間違えであることが解りましたが)、日本の例忠類研究は日本猿からスタートし、後にゴリラにシフトした研究成果を存分に紹介して居られました。
この本のポイントは、彼の研究結果としてのゴリラ視点であり、現代社会を舌鋒鋭く切りまっています。また、幾重にも仮説を重ねた結果として、人間としてのか家族の意味や、団欒、コミュニケーションの重要性を多面的に解説しておられました。特に現代のエネルギー政策を「サルの脳」と分析する辺りは痛快で、私は、非常に納得しました。「経済や政治は門外漢だから。。。。」と侮るなかれ。ゴリラからの警告は傾聴に値すると僕は、思います。
皆さんも是非!!!!
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