今回で最後になりましたハンガリー出張後記です。
雑感を書いてきたのですが、多くの現地人に聞かれたことを皆様にご報告したいと思います。
それは
「福島原発」の現在です。
ハンガリーにも一つの原子力発電施設があるそうで、チェルノブイリ型であるとのこと。チェルノブイリの原発事故の後、色々な議論があったが、現在も稼働しているという話でした。ソ連型を採用しており、周辺住民は、共産党時代の遺物なので何の情報も得ることなく生活をしてきた。そんな中、東日本大震災があり、福島第一原発の事故については、西ヨーロッパのメディアで多く報道がされている。その多くは悲観的な内容で、周辺住民は未だに怖がっている。そして、現在は情報が開示されているので、チェルノブイリ原発の事故についても情報が入ってきており、その全容を知るに至った。だからこそ、今の福島を知りたいと言うことであったと思います。雑談の中や何人かのタクシードライバーに聞かれたので、一般的な話しかできませんでしたが、その関心の高さについて驚かされた次第です。
ぼくは、親族や社員の家族が近くに住んでいることもあり、非常に興味を持って情報を得ていますが、多くの皆さんの中には、既に風化している感があります。まだ震災復興は途中な訳です。そして、私たちは、そこで得た教訓を忘れないように、情報公開も含めて、市民として正しい判断をしているのか。そんなことを問われている気がしました。
3週にわたって書いてきた出張後記もこれで終わりにしたいと思います。
お付き合い戴きまして、有り難うございました。
(財)高度情報科学技術研究機構HPより
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