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耐摩耗性・耐摩擦性

部材の耐久性を向上効果

耐摩耗性を向上させるダイクロン

図1

 

図1:摩擦距離と摩耗量との関係

JIS規格の硬質クロムめっきが、マイクロビッカース硬さHv700以上のところ、ダイクロンはHv1000程度の硬さを有しています。

硬質クロムめっきとダイクロンの耐摩耗性を、大越式摩耗試験機によって比較したデータがあります(図1)摩擦距離が短い場合には摩耗量の差は微小ですが、摩擦距離が長くなるに従って、摩耗量の差も多くなります。

硬質クロムめっきは摩擦熱によりCrからCr2O3に変化し、内部ひずみ及び吸蔵水素の減少によって硬さが減少しますが、ダイクロンは摩擦熱によって、Cr+Cr23C6とCr2O3が分子間結合し、強力な不動態となることで耐摩耗性を維持します。

摩擦と摩耗

摩擦(friction)とは・・・
二つの物質が接触した面で互いに運動を行うときに生じる抵抗、
運動の開始を妨げるものを「静摩擦」、運動中に生じる抵抗を「動摩擦」という。

摩耗(abrasion;wear)とは・・・
摩擦によって、物質の表面がこすられたり、削られたりして、 物質の一方もしくは双方が消耗することをいう。
接触両面間の両面間の滑りによる摩耗”wear”と、と粒作用による摩耗”abrasion”があります。

(引用;丸山清・毛利秀明著(1994.11),図解 めっき用語辞典,日刊工業新聞社)