寿命は、硬質クロムめっきの約2倍。
ダイクロンは、耐食性(防錆性)に対しても効果を発揮します。
イオン交換水中と3%食塩水中において、ダイクロンと硬質クロムめっきの耐浸食性を比較したテストでは、両液中とも、ダイクロンの寿命は硬質クロムめっきの約2倍となっています。
※ここでの寿命とは、浸食ピットが処理材と母材との境界面に達するまでの時間を表す。
また、ダイクロンはコーティング温度が50〜60℃と低いので、母材に対して歪みなどの物理的な劣化がほとんどありません。
一般に鉄系の母材に幅広く利用でき、とくに用途に応じた母材を選定していただくと、非常に優れた効果を発揮します。
めっき皮膜の耐食性を向上させるためには、①クラックを少なくする、②めっき皮膜の均一性を高める、③めっき皮膜の厚さを増大させる、などが挙げられます。